農業生物資源研究所は、イネいもち病菌発現遺伝子標識(EST)データベースを構築し、2009年1月30日よりウェブサイト上(http://mg.dna.affrc.go.jp/)で公開しました。
イネいもち病菌は稲作に深刻な被害をもたらす病原菌の一種です。イネいもち病菌の全ゲノム配列はすでに決定されていますが、イネいもち病菌のもつ遺伝子の構造や機能については十分に解明されていませんでした。
今回、イネいもち病菌の遺伝子情報の全体像を詳細に理解するために、イネいもち病菌cDNAクローン18,821を作製し、それらのクローンの両端から数百塩基の配列を決定しました。これらの配列は発現遺伝子標識(EST)と呼ばれ、読み取った約3万5千のEST配列情報をデータベース化しました。
公開したデータベースには、解読したEST配列のほか、コンピューター解析により得られた遺伝子の構造や機能に関する情報が格納されています。また、このデータベースは遺伝子の名前や機能に関連するキーワードで検索ができ、検索結果を分かりやすく表示できるブラウザを備えています。
公開したデータベース及びcDNAクローンがイネに被害を及ぼす原因遺伝子の詳細解明に大きく貢献することが期待されます。この成果の概要は専門誌である FEBS Letters に掲載予定で、これに先立ち2009年1月30日にオンライン版で公表されました。
予算:
交付金プロ「共生系」(2005年度)、農林水産省委託プロジェクト「昆虫テクノロジー」(2003~2004年度)及び「新農業展開ゲノム」(2008~2012年度)
農業生物資源研究所
研究してるそばで見てみたいなぁ
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